ブロスター「おい、そろそろ決める時じゃねぇのか……?
この茶番最強の…
"ゆるキャラ"
ってヤツをよォ…!!」
ボンバー「…」
ブロスター「そのツラァ…テメェもゆるキャラが好きでワクワクが抑えきれねぇってぇツラだな…」
ボンバー「いや、"何言ってんだコイツ"って顔してんだよ。」
ブロスター「ハアァァァ…まったく、
ボンバーのオッサンは解っちゃいねぇな。
…昨今のコロナ禍の影響や日々のしがらみで荒み切った現代社会に生きる人々が必要としているものが分からないのか…?
心の安らぎ、そしてそれを感じさせる物…
…そう、ゆるキャラだろぉ!?!?」
ボンバー「…話を聞いてみたが全然訳ワカメだ…
てかそもそもコイツこんなキャラだっけか?」
舎弟ウデッポウ1「ボンバーさんは知らないと思うんすけど…
アニキはこう見えてカワイイ…小動物やゆるいマスコットとかに目がねぇんです。
あとこれはアニキの悪いとこなんすけど、
自分以外の他の人達もみんなゆるキャラが好きなんだと思い込んでる節もあるんすよ…」
舎弟ウデッポウ2「そうそう、ちょっと前に流行った小動物と車が合体したヤツが大好きで、
こないだはその映画に全国の暴走族総出で見に行かされたんすよ。
俺たちはワイルドス○ードとかマッドマッ○スとかの方が好きなんすけど…。
まぁ面白かったし、今じゃ完全に沼にハマってDVDを毎日見てるんすけどねぇ!!」
ボンバー「思い込みと趣味の押し付けとは、なんとはた迷惑なエビなんだ…」
ブロスター「年がら年中暴れ回るはた迷惑なボンバーさんが言えたもんじゃないでしょうよ…」
ボンバー「しっかし、コイツがカワイイもん好きだったなんて初耳だぞそんなの…」
ブロスター「まぁたまにはオレだってハメを外してぇのさ…!てな訳で唐突だがゆるキャラNo.1決定戦を始めることになったぜぇ!!
投票で集めた各地の代表ゆるキャラ達の中から選ばれた者たちそれぞれで競いあって、1番を決めるってぇシロモンだ!!」
ボンバー「なるほどな…。一体ずつカーテンから出てきて、採用するかどうかは審査員の俺たちが決めるって訳か…」
ブロスター「そういう訳で早速ゆるキャラ決定戦開催だぁぁぁ!!ブルブルァァァァァァァァァァァァァァッ!」
第1回
No.1ゆるキャラ決定戦
開 催
ボンバー「(あ、言い忘れてたがこのネタ茶番時系列的にボマンドーより後の話になるから、特にネタバレは無いがなんでこの青いエビとここまで仲良くなってるかとかはあまり聞くんじゃねぇぞ…?
んじゃ、早速スタートじゃあああ!!)」
○エントリーNo.1
長野代表
ブロスター「まずはミリカ嬢やそこのオッサン達の住む、長野のゆるキャラからだぁ!!出てきやがれーっ!!」
なめこ「んふんふーっ!!」
ブロスター「まずはコイツだブルァ!!モエギタケ科スギタケ属 なめこぉぉぉ!!
うん、独特のフォルムにツルッとしたボディがなんとも可愛いぜぇ!!!」
ボンバー「創作の都合上バンバンキャラが増えるブログ茶番じゃ割と古株?なヤツだな、
謎の貫禄を感じるぞ。」
ブロスター「文句なしの採用だぁぁ!!
お次にエントリーNo.2!!行くぜぇっ!」
○エントリーNo.2
北海道代表
レジギガス「レジジ…」
ボンバー「おやぁ〜?ブロスターくぅ〜ん?早速雲行き怪しくなってきたぞぉ〜??(^p^)」
ブロスター「う、うーん…
ナマコとかウニとかは今のところシンオ…北海道でまだ発見されてないからともかく、
もっとこう…パチリスとかシェイミとかポッチャマとかいるだろぉ!!なんで大陸引きの伝説のポケモンなんだよぉ!!!
まぁとりあえずゆるキャラにカウントしてやらぁ!!」
ボンバー「いいのか…」
エントリーNo.3
秋田代表
ブロスター「次は秋田代表だぁ!!さぁ、出てきやがれオラァァァァァァァァァァン!!」
ボンバー「(秋田…あっ、もう察し付いたぞ…。)」
ゴシャハギ「イネェガァァァァァァァッ!!!」
ボンバー「し っ て た」
ブロスター「ゆ…ゆ、ユルくねぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!!」
ボンバー「これはアレだ…ほら、メロン熊的なアレだよ。ゆるキャラに一体はいるインパクトのあるタイプだ。」
ブロスター「ゆるキャラの"ゆる"ブッ飛んでただの"キャラ"になってるじゃねぇかよぉ!!」
ボンバー「ごきげんよう。私は…」
ブロスター「その"Chara"でもねぇ!!まぁ、一応こいつもカウントするけどもなぁ!!」
ボンバー「…Charaを?」
ブロスター「ゴシャハギをだっ!!もういい、次いくぞ!!」
○エントリーNo.4
広島代表
ブロスター「次は広島県の尾道代表みたいだな…よし、来い!!」
小野ミチオ「よろしくミチー。」
ブロスター「うおっ、急にマトモなのきたな…
そうだなぁ、とりあえずこのNo. 1ゆるキャラ決定戦の意気込みでも聞いておこうか…」
ブロスター「ん…?ほ、本当にまともか…?いやこのメンツじゃマトモな方か…うん。」
ボンバー「あー、中身誰なのかおおかた察しついちまったぞ…」
○エントリーNo.5
中国代表
???「お前ら誰か忘れてないかビン…?この世界のゆるキャラに1番ふさわしい男を…!!」
ビン太「全国9235万人のビン太ファンのみんなお待たせだビン!!
満を持してこの天才(自称)にして、イケメン(自称)で女性人気が高い(自称)スペシャルなオイラ様の登場だビィィィン!!!
さて、全国のお前ら、おいら様がNo.1ゆるキャラになった暁には世界中の男どもは毎日おいらのパシリ、世界中の女どもはオイラの女として一生こき使ってやるビンwwwwwwwwww」
ブロスター「見た目はともかく性格が論外。」
ビン太「ビィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!」
ボンバー「これで一人減りましたね🦀」
ブロスター「カワイイってのは見た目だけじゃなく性格も重要なもんだぜ…ビン太だかボン太だか知らねぇが、残念だったなぁ。」
ビン太「だ、だが、おいら様が落選した時も考慮して連れてきた強力なゆるキャラ(?)がいるビン…!!コイツを見てもそう言えるビンかっ!!?」
ブロスター「ん…?」
○エントリーNo.6
異世界代表?
モルカーのシロモ「ぷい!?!?!?」
ブロスター「アイエエエエエエエエエエエエエエエ!?モルカー!?モルカーナンデ!?」
舎弟ウデッポウ2「ア、アニキ!?あれは、シロモじゃねぇっすか!?しかも本物ぉ〜!?」
ボンバー「この世界にモルカーなんていたのか!?!?
おいビン太、コイツどっから連れてきやがった!?」
ビン太「フッフッフッ…コイツは別の世界でキノXから借りてきたオイラ達専用のマイカーだビンwwwww
さぁ、コイツを連れてきたお礼としておいらをNo. 1のゆるキャラにして永遠にチヤホヤしろビンwww」
ブロスター「…お前、コイツの飼い主はどうした…?」
ビン太「ビ?」
ブロスター「モルカー見てる人ならわかる話だが、コイツには優しい飼い主がいるはずだ。
その飼い主はどうした…?」
ビン太「し、知らないビン…正確に言うとキノXがどっかから拾ってきたや、野生のもんだから…
け、決してその辺に停めてあったからキノXの案で4人がかりで脅してむりやり攫った訳じゃ…あっ。」
ブロスター「なるほどそれがてめぇらのやり方か…よく分かったぜぇ。ならばその報いを…受けさせなきゃならなぁみてぇだな…
歯ァ食いしばって…元の飼い主に返しやがれぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」
ビン太「ビィィィィィィィィィィィィィィィ(ry」
ブロスター「ふぅ…とりあえず飼い主が見つかるまで俺たちが面倒見てやるか
…という訳で飼い主探しは任せたぞボンバー。
あ、ついでにキノXってヤツと他のクソザコをボコるのも任せたぞ。」
ボンバー「あぁ俺かよ!?まぁ、お前自力で世界の壁越えれねぇもんな…仕方ねぇか。
…ま、とりあえず気を取り直して次のやついくぞ。」
ビン太「お、おいらはまだ諦めないビン…!」
○エントリーNo.7
空の世界代表
ボンバー「なんかトカゲが出てきたな。」
オイラ「オイラはトカゲじゃねぇ!ドラゴンだ!」
ボンバー「アイツ、ソウノスケから聞いたことあるな。空の世界の…確か名前はビィだったか。」
ブロスター「なんというか…なんかヤツからとてつも無ぇ闇を感じんだが…」
ビン太「一人称おいらビン!!名前も似てるし被っとるビン!!詐欺罪と器物損壊罪で訴える(?)ビン!!!!」
オイラ「なんだぁ…テメェ…」
ビン太「うわなにするやめビィィ(ry」
ブロスター「なんか恐ろしい闇を感じるからコッソリ除名を…って、エントリーから外そうにも謎の圧力で除名出来ねぇぞどうなってんだ…!?」
ボンバー「どうやら彼のファンの過激派が裏で動いてこのゆるキャラ決定戦を牛耳ろうと画策してるみてぇだな…」
ブロスター「マジかよ…!?」
ボンバー「…ここは仕方ねぇ、他の奴らに一縷の望みを掛けて次のエントリーゆるキャラを見るぞ…!」
ブロスター「お、おう…!」
○エントリーNo.8
東京(並行世界)代表
ボンバー「…お次は並行世界の東京の府中だな。」
ブロスター「並行世界の府中って事は、トレセン学園とかいうウマ娘の通う学校のあるとこか…。」
ビン太「という事はウマ娘関連のゆるキャラビンか…?想像付かないビンな…」
ブロスター「どんな奴が来るのか…出てきていいぞー!!」
ションボリルドルフ「うん、ションボリルドルフだ。」
ボンバー「…ウマ…娘?」
ビン太「いやこれはウマというよりたぬきビンな…」
▽ションボリルドルフ の こうげき!
ビン太「おいら特におかしい事何も言ってなビィィ(ry」
ボンバー「確かトレセンの会長ってこんな感じだった様な…でもこれはどう見ても似たような何かだな。」
ブロスター「ウマ娘なのかすら分からないが…一応ゆるいしとりあえずカウントでよくねぇか?」
ボンバー「そうだな。」
ブロスター「にしても、なんかおのずと絵面がカオスになってきてないか…?
ま、まぁいい。次でラストだ!エントリーNo.9、きやがれぇぇぇ!!」
ブロスター「…あれっ?来ない…というかカーテンの中には誰もいないぞ…?」
ボンバー「一体いつから、エントリーNo.9のゆるキャラがカーテンの前で待機していると思っていた…?」
ブロスター「何ッ!?」
ボンバー「既にゆるキャラはここにいるんだぜ…そう…」
○エントリーNo.9
アメリカ代表
俺 だ よ ! !
ブロスター「論 外」
ボンバー「なんでだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!このアルティメットプリティ♨️なボンバー様のどこが不満じゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ブロスター「全部だッ!!逆にオッサンほど何もかも的外れなヤツは他にいねぇよ。
というか冒頭であんな感じのノリだったのにちゃっかり参加しやがってたのか!!」
ボンバー「だってなんか楽しそうだったから…」
ブロスター「というか良く票集まったな…と思ったらコレ全員カオスキャラの身内じゃねぇか!!?汚ねぇぞテメェ!!!」
ボンバー「それはともかく、これってどうやって勝敗決めんだ…?」
ブロスター「それは…
ボンバー「確か最後に勝ち残ったヤツが1番になるって言ってたよなぁ…面白れぇ…
今からゆるさの欠片もねぇリアルファイトじゃあああああああああ!!
全員まとめてかかって来やがれテメェらぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ブロスター「オイ、何人かエントリーしてないヤツも混ざってるぞォ!?」
ボンバー「うおおおおおおおおおおおおお!!!俺達の戦いはこれからだぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
ブロスター「結局爆発オチかよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
(ビン太以外の)ゆるキャラ達が互角の力を見せ、結果全員同時にぶっ倒れ、結構最強のゆるキャラが決まる事は無かったのであった…()
ブロスター「な、何だったんだぁ一体…オレは何を見せられてたんだ…」
こうしてゆるキャラ達のNo. 1の座を求めた小さな戦争は痛み分けという形で終わりを迎えた…
第二回ゆるキャラ決定戦に続く…かどうかはブロスターの気力次第であった。
チャンチャン((